【エッセイ】野球を観に行ったらメロンをもらった件

今まで何百試合と生観戦しているが、メロンをもらった経験は初めて。そんなことあるんだなと思った。なぜそんなことになったかは、この記事を参照してほしい。

→まさかの「メロン1万人プレゼント」ヤクルト池山隆寛二軍監督と北海道・苫前町の幸せな関係

池山隆寛といえば、私がヤクルトの中で一番好きだった選手。子供時代には部屋に何枚もポスターを貼っていた。今は二軍監督をやっているが、現役時代の美しいバッティングフォームや華麗な守備姿をよく覚えている。


この日は毎年恒例の「燕パワーユニフォーム」の配布日。たった2,000円のチケット代で、試合を観れて、ユニフォームをもらえて、メロンまでもらえる。除菌スプレーも付いていた。しかも9-0で圧勝した。間違いなく今年一番良い日だった。


楽しみに待っていたメロンが無事に到着。ここで焦ってはいけない。2〜3日置いて、冷蔵庫で冷やし、その翌日あたりが美味しいとのこと。言いつけをきちんと守るのは根が真面目な証拠か。冷蔵庫に置かれている姿は、まるで「メロン様」といったご様子。デンとしている。


小さい頃から、メロンが好きだった。実家にはメロン専用のスプーンもあった。それだけよく食べていたということだと思うが、買った記憶はない。あれ一体どこで入手したのだろう。我が家の七不思議のうちの一つ。


とにかくメロンだ。一玉ある。もはや王様の気分。が、これをどう捌けばいいのかが分からない。母親に電話して聞いた。まずは半分に切って、もう半分に切ったら4分の1になるから、それを思い切って食べるのが吉。さすが母上。やることが豪快。


翌日の昼。ついにメロン入刀。皮はやわらかく、想像以上にスッと包丁が入っていく。真っ二つになった。種をスプーンですくう。汁が垂れる。この汁の量が多い。イコール食べ頃ということか。テーブルで食べようとスタンバイしていたのだが、この汁の量ではそちらには持って行けまい。ということで、キッチンでそのまま立ち食い。


まずは一口。「んまっ!」これが素直な感想。普段は美味いとは言わず、美味しいと言うようにしているのだが。一人だったこともあり、ついつい本音が。これは間違いなく「んまっ!」なメロンだ。


勢いがついてしまった。そのまま次々に切り分け、たった数分で4分の3も食べてしまった。どうだ。王様を瞬殺だ。とは思わないが、とても美味しいメロンだった。苫前町の方、ありがとう。池山さんありがとう。感謝の気持ちが自然と芽生える。


この日以来、スーパーに行くと、メロンがいくらするのか見るようになった。だいたい一玉で1,500円以上はする。これを送料も込みで送ってくれるなんて、なんて良い町なんだ苫前町。


Googleで検索してみた。あら、随分と端っこの方なのね。私の生まれ故郷である三重県津市も同じように海に面しているので、急に親近感が湧く。これからは苫前町推しで行こう。なんせメロンの恩がある。いつの日か、返したい。そう思ったヤクルトファンは、結構多い気がする。


ブログから集客できない、起業したい女性にアイデアを提供し成功に導くコンサルタントのブログ

ブログから集客できない、起業したい女性にアイデアを提供し成功に導くコンサルタントのブログです。